結婚を機に働きやすい職場に転職する際のポイントを見ていきましょう。まずは現在の職場が自分の生活スタイルに合っているかどうかを見直してください。結婚相手へ仕事に対する理解を求めるのと同時に、今の職場環境が今後の結婚生活に影響を与える可能性を考える必要があります。もし合わないようであれば、どういった職場で働くべきなのかを考えましょう。今の職場が既婚者に対して理解があるかどうかを確かめる際に参考となるのが、「どれくらい既婚の看護師が働いているのかを数える」事です。既婚者が多いのであれば、ある程度の理解があって融通もきくでしょう。
次に自分が希望する職場の条件をリストアップしていってください。時間的な余裕が欲しいのであれば、病棟で働き続けるのは難しいでしょう。クリニックや介護施設など、看護師が働ける職場は多岐に渡ります。現在病棟に務めているものの夜勤や残業を避けたいのであれば転職する必要があります。
子育てを念頭に入れるのであれば、保育所に預けて自宅から通える距離の職場に転職するか、院内託児所を設置している職場に移る事をおすすめします。給与にこだわりがなければ、非常勤で働くのもいいでしょう。
職場の条件をリストアップした後は、これまで仕事を続けてきた中で習得したスキルと経験、各診療科における臨床年数など自身のキャリアを洗い出しましょう。こちらが職場に対して希望する条件があるのと同じく、職場側も看護師に対して求めている条件があります。キャリアの棚卸しをする事で、自分に適した求人を見極めやすくなります。
自分に合う職場に出会うためにはなるべく多くの情報を集めなければなりません。そのためには転職エージェントへの登録が必須です。転職エージェントは人材を探している職場と転職を希望している看護師を繋ぐ橋渡し的存在です。また、応募先の内情に詳しいというメリットもあります。応募先がどのような人材を募集しているのかを知り、自身の能力と照らし合わせる事で効果的にアピールできるようになります。
人手不足などの影響で今の職場を辞めづらい人も多いかと思います。一般的にはボーナス支給後が辞めやすい時期として挙げられます。円満に退職したいのであれば、あらかじめ職場に結婚の事を伝えた上で、相手が提示するタイミングで退職しましょう。ただし、引き留めに遭う可能性もあります。その場合は強い意志を持って断ってください。
