結婚を機に現在の働き方を見直し、転職を決意する看護師も少なくありません。病棟勤務の場合、不規則な勤務形態や夜勤があるため、家庭と両立する事が難しいです。結婚相手によっては仕事に対する理解があり協力的な場合もありますが、それでも家にいる時間が少なく食事の準備などができない事に罪悪感を覚える人も多いようです。すれ違いが原因で夫婦仲が悪化する可能性も考えられます。こういった理由から転職する場合、履歴書や志望動機はどのように書けばいいのか詳しく見ていきましょう。
結婚を理由に転職する際に、志望動機に何を書けばいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。ほとんどの場合、家庭の事を考えて残業や夜勤が少ない職場を求めて転職するかと思います。しかし、それをそのまま志望動機として記入するのは危険です。志望動機は、本当の理由が何にせよ必ずプラスの印象を与えるものでなければなりません。「現在の職場は夜勤があるから」「残業のない職場がいい」「家庭と両立できる職場がいい」などと正直に書くと、採用担当者にはマイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
採用担当者にプラスの印象を与えるためには、前向きな理由を書く必要があります。具体例を挙げるとすれば、「今までの経験を活かして地域医療に貢献したい」「結婚して転居したため、これを機にあらためて看護について学んでいきたい」「キャリアアップをしていきたい」といった内容です。応募先の職場の理念や方針に合わせて前向きな志望動機を考えましょう。「現在の職場だと不都合が多い」というネガティブな理由ではなく、「特定の診療科目に興味がある」「結婚後もキャリアアップを目指して働いていきたい」といったポジティブな理由を提示すれば、採用担当者も納得しやすいです。
志望動機だけでなく、退職理由も考えておきましょう。履歴書には記入欄が設けられていませんが、面接で聞かれる可能性が高いです。退職理由は人それぞれですが、マイナスな理由の場合は志望動機と同様にプラスの印象を与えられる内容に変えなければいけません。
自信がない人は転職のプロにアドバイスをもらうという方法もあります。転職エージェントに登録すると、専任のコンサルタントが転職活動をサポートしてくれます。転職相談も受け付けているので、正直に志望動機や退職理由に自信がない事を伝えましょう。応募先が求めている人材像を把握した上で、的確なアドバイスをくれるはずです。
