幸せ看護師の結婚準備ガイド
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看護師は結婚を機に退職するケースが多い

結婚を理由に退職する人が多い?

結婚を理由に退職する人が多い?
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退職理由の割合

結婚したからといって絶対に退職する必要があるわけではありませんが、結婚を機に生活環境が大きく変わる事は確かです。そのため、結婚は看護師の退職理由で多くの割合を占めています。苦労して資格を取得したものの、家庭の事を考えてやむを得ず現場を離れる人は少なくありません。
看護師の離職率は毎年10%前後の割合で推移しています。退職理由については年代によって比率が異なっており、20代で最も多い退職理由は「人間関係」、40代で最も多いのは「給与アップ」となっています。「結婚・出産」が最も多い退職理由となっているのが30代です。なお、20代・40代でも退職理由に「結婚・出産」を挙げている人は多いです。

両立は不可能と考えてしまう

看護師は毎日忙しい仕事です。結婚して家庭と両立する事ができるのか、インシデントやアクシデントを経験した際に乗り越えられるのか、組織に対する不満にどう対処するか、心身が疲弊した際にどう解消するかなど、不安は尽きません。そのため、「とてもじゃないが看護師の仕事と家庭の両立はできない」と考えてしまう人が多いのです。独身の時は自分の納得できる範囲で家事を済ませていればよかったのが、家庭を持つとそうもいっていられません。仕事に疲れて外食やコンビニのお弁当で食事を済ます事もあったでしょうが、そういった事ができなくなってしまうのです。また、子どもが生まれるとさらに大変になります。そのため、将来的な事を考えて退職という選択をする看護師が多いようです。

退職するメリットとデメリット

結婚を機に退職した場合、当然ながら家庭の事に力を注げます。また、体力・精神的にゆとりも生まれるでしょう。煩わしい職場の人間関係に巻き込まれなくて済みますし、子どもがいる場合は子育てに専念できます。一方で、収入がなくなるため経済的余裕がなくなり、今まで仕事に注いできた情熱も失ってしまいます。これまで積んできた経験やスキルが一旦リセットされるのです。
このように、結婚を理由に退職する事で家庭を中心にメリットは生まれるものの、今までの看護師としての苦労が失われてしまうというデメリットもあります。これに関してどう感じるかは人によって異なるでしょう。また、専業主婦になったからといって必ずしも家庭の事が上手くいくわけではありません。逆にいえば、看護師を続けたからといって家庭が崩壊するわけでもないのです。最終的な判断は自分で行いますが、結婚相手としっかり話し合った上で決めなければなりません。

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